PSGの結果、得られる情報量は非常に多く、睡眠医療は、PSGに依るところが大きくなっています。しかし、PSGという検査だけで診断や治療方針が決定されるわけではなく、

『適切なPSG適応の判断』
『初めて検査を受ける人へのわかりやすい説明』
『目的にかなった適切な記録方法の選択』
『検査結果の正しい分析と評価』

には、高い専門性と経験が要求され、正しい睡眠医療では、各々のケースに合ったPSGの適応が明らかにされる必要があります。
 PSG睡眠塾では、PSGという技法を中心に置きながら、ハンズオンで睡眠について学び、考えていただく機会を医療スタッフに提供することを目的としています。現在、初心者向けの「基礎編」を始めたところですが、将来は、「応用編」「上級者編」など充実させていく予定です。

 

適切なPSG適応の判断:

本来、医師に要求される仕事ですが、PSGの実際を知っておかないことには、きちんとオーダーすることができません。

初めて検査を受ける人へのわかりやすい説明:

多くの人には、なじみがない検査であるため、不安を取り除き、どういう目的で行われるのか、どういうことが行われるのかをわかりやすく説明するのは、医療スタッフ全員の役目です。

目的にかなった適切な記録方法の選択:

正しくオーダーするのは、医師であっても、よりそれを微調整するのは、臨床検査技師の技量のみせどころです。

検査結果の正しい分析と評価:

記録中には、いろいろな予期せぬ事象にぶちあたります。そのときの臨床検査技師の判断の良し悪しが医師の診療レベルに反映し、患者への貢献につながります。検査結果を総合的に評価し、診断・治療につなげるのは医師の役目ですが、数値のみならず、「ある人のある夜の睡眠の記録」という視点から解釈していくには、やはりPSGについての知識が不可欠となります。

 

目次へ