10時間ぐらい眠っても、まだ眠たいのですが、病気でしょうか?

必要な睡眠時間は個人により異なります。ですから、あなたの必要な睡眠時間が10時間以上の可能性もあるかもしれません。この場合は、病気ではなく長時間睡眠者ということになります。しかし以前はもっと短い睡眠時間でも眠気がなかったとすれば、睡眠の質を悪くする原因がないかチェックしてみましょう。
 睡眠の質が悪い結果、昼間眠くなる病気として、睡眠時無呼吸症候群があります。あなたはいびきをかきませんか?もし最近肥満気味でいびきをかき、一緒に寝ておられる方から、眠っている間に呼吸が止まって苦しそうということを指摘されていれば、睡眠時無呼吸症候群のために、睡眠が分断されて、寝ても寝ても眠いのかもしれません。痩せていても、下あごが小さい場合や扁桃腺が大きければこの病気の可能性があります。また他に睡眠中に主に足がグイッと動くせいで、何度も目がさめ、睡眠の質が悪くなる周期性四肢運動異常症という病気もあります。その他飲酒で眠るくせがついていると睡眠の質が悪くなりますし、カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶など)を含む飲み物を多くとりすぎても睡眠の質は悪くなります。
 夜の睡眠の質とは無関係に、昼間眠くなる病気としてナルコレプシーがあります。これは、十分な睡眠時間をとっていても、昼間に眠くなり、通常では眠らないような状況、例えば面と向かって会話をしているときや食事中でも、眠ってしまうという強い眠気の他に、笑ったり、喜んだり、得意げになったときに、身体の一部の筋肉の力が抜ける情動脱力発作が起こるという特徴があります。このような症状に心あたりがある場合、睡眠の専門医のいる医療機関で相談してみましょう。
うつ状態でも眠くてたまらないことが起こりえますので、気分が晴れない、元気が出ない、何をするのもおっくうでやる気がおきないといった症状が続いている場合、精神科で相談してみましょう。