よく金縛りにあいます。疲れている時になるので怖いと思うことはないのですが、金縛りから逃れるために目を覚まそうとして、なかなか覚めなくて、それでますます疲れます。金縛りにあった時すぐに目を覚ませる方法はないですか?

金縛りは専門用語では「睡眠麻痺」と呼ばれる現象で、睡眠中であるはずなのに、目覚めているような感覚があり、そこで身体を動かそうとしても動かせないという体験として自覚されます。一晩の睡眠を細かく見ると、約90分周期でレム睡眠という質の違った睡眠が出現し、10−30分間持続しますが、金縛りは、レム睡眠の時期に部分的に脳がめざめてくるときや、目覚めの状態から急にレム睡眠に入っていくときに起こります。レム睡眠の時期には、いきいきとした夢を見ていることが多く、それに応じて身体が動き出さないように筋肉の緊張が低下し、四肢が麻痺した状態になっているのですが、金縛りはこのレム睡眠の一部の状態(四肢の麻痺)が目覚める時期に混じって出てくると考えられています。1度でも経験したことのある人を含めると若年成人の30-40%に起こることがわかっており、健康な人でも睡眠不足のとき、徹夜の後など睡眠のリズムが乱れたときに起こりやすくなります。したがって、金縛りにならないように予防することが第一の手で、すぐ目を覚まさせるための良い方法というのは、まだよくわかっていません。金縛りの予防には、昼夜のめりはりをつけた規則的な睡眠時間帯を守る、過労を避ける、睡眠時間を確保することが大切です。「徹夜は禁物」とも言えましょう。