いろいろ悩みがあり眠ることができません。医者に睡眠薬を処方してもらっていますが、癖になるのではないかと不安です。睡眠薬との賢い付き合い方を教えてください。

睡眠薬は不眠を改善させる薬ではなく、緊張や不安を減らすことによって脳や身体を眠りやすい状態にする薬です。一般に3週間以上服用すると効果は薄れてしまいます。また、急に中止するとリバウンドが生じて数日間は眠りにくくなります。なお、リバウンドとは、睡眠薬服用前よりも不眠の状態が悪化する現象で、「睡眠薬をのまなくても眠れると思ったのに眠れなかった」とがっかりされる方が多いのですが、これはリバウンドによる不眠が原因であることが多いのです。リバウンドによる不眠を防ぐためには、あまり長期にわたって毎日服用せず、どうしても必要という場合のみ服用するという方法が上手な睡眠薬との付き合い方です。
睡眠薬と異なり即効性はないものの、良い睡眠をと取るための生活習慣全般の見直しも必要です。
ただし、日中にも強い不安感や抑うつ状態があり、精神科的疾患(全般性不安障害、うつ病など)からの一症状として出現している不眠の場合は、比較的長期にわたって睡眠薬を服用が必要となる場合があります。睡眠薬は決して中止できない薬剤ではありませんが、不眠という症状の原因は様々です。睡眠薬の減量などの調整が可能かどうかは個別の対応となりますので医師にご相談ください。